先般の飛騨〜木曽の旅行の折、木曽平沢の漆器店に漆器の直しをお願いしたのですが、先頃、出来上がりの連絡をいただきました。
送料1,000円で送ってくれると言っていただいたのですが、幸いまだフリードハイブリッドのタイヤはスタッドレスのままだったこともあり、最後の冬道走行も兼ねて、3月25日〜26日に(土日だというのにわざわざ出かけて)引き取りに行ってきました。
例によって越後湯沢にて前泊し、通い慣れた温泉にどっぷり浸かってから木曽に向かうことにしていたのですが、越後はこんな天気。
フロントガラスが凍りついてます・・・(>_<)
もちろん、サイドもリアも凍りついてます・・・。
それでも温風をガンガン吹きかけて、除雪ブラシを使ったりして車の雪と氷を払い、出発進行!
まずはいつもの温泉に向かいます!
この間きたときよりも雪深い。
ってゆーか、明らかに雪が柔らかい。つまり、降ったばっかりの雪が上に積もっているということですね。表層雪崩に注意が必要ですかね〜。
それでも幸いなことに路面にはほとんど雪が積もることもなく、普通に走行することができます。
これができるのとできないのとでは、目的地への到着予想時刻が大幅に狂ってしまいますから、助かります(笑)
ただ、日差しがない上に風があり、その風は当然周りの雪の中を駆け抜けてきているので、もうメガっさ寒いっ!!
湯船にじっくり使って、熱量を蓄えておかないと大変です!(笑)
1時間近く体の芯から温めたら、いよいよ越後路を突き抜けて、木曽路に挑みます!
ルートとしては前回のそれとほとんど同じ。違うのは、松本ICで降りて安房峠に進むか、塩尻ICで降りて中山道を進むかだけです。
津南を超えて信濃に入ってすぐ、栄村(秋山郷のあるところ)の道の駅に立ち寄って、お焼きタイム休憩するのも、前回と一緒!(笑)
信濃川改め千曲川は、まだ春の息吹を感じられない深い翠色をしています。冷たそ〜〜。
揺蕩うって、こういうことを言うんですかね?
なんてことを考えながら川面を眺めていると、せっかく温めた体が芯から冷えてきました。
もっとも、温泉を出てからもう2時間近く経過していますけど・・・(^_^;;
結論。越後も信濃も冬は寒い。
というわけで、道の駅を出発したらまっすぐに信濃路を進み、上信越道・長野道に乗るために豊田飯山ICを目指します。
比喩的にまっすぐ、ということではなく、国道117号線を文字通りまっすぐ進むんです。
飯山市街で少し車両が増えたかな?という印象でしたが、日曜日であるにもかかわらず道路は総じて順調です。
ま、いわゆる「観光地」を通り抜けているわけでもなんでもないので、この交通量の少なさもあらかじめ織り込み済みではあるのですが。
もちろん前回同様、小布施PAに立ち寄って栗おこわを買いましたし、前回訪れた時にはなかった栗おこわのおにぎりなんてものも買って、こちらを車中でのお昼ご飯としていただき、また栗あんのどら焼き(いずれも竹風堂です!)をデザートに食べたりしながら、どこかに長く立ち寄ることはありませんでしたけれども、決してガツガツと先を急ぐようなこともないまま塩尻ICを降りて中山道へ。
ここまでくると、本山漆器店はもうすぐそこ。距離的には20kmくらいありますが、この20kmは都内のそれとは全く異なりますから(笑)
あっという間に走り抜けることのできる20kmなのです。言わんとすることは、わかりますよね?(笑)
ところで、上信越道を走っていたときも長野道を走っていたときも、確かに晴れてはいませんでしたが、少なくとも降雪は確認できませんでした(雨がぱらつくことはありましたが)。
しかし、木曽路に入った途端にこんな感じです。やっぱり木曽路は山の中なんですね〜・・・。
さて、本山漆器店にて直しをお願いしていた漆器を受け取り、これまた自分用にちょっとしたご褒美を買っちゃったりして(前回のよりも随分と安価かつ日用的なものです)小一時間を店内で過ごさせていただきましたが、明日は仕事(しかも早番!)なので、これにてお暇させていただくことに。
幸い、家族同伴だったのでここからは運転を交代してもらい、後部座席で少しのんびりさせてもらうことに。
うーむ、なんか空がさらに機嫌を損ねてきているような。明らかに降雪量が増えている・・・。しかも、雪の粒が大きくなっている気がします。
みんな、ちゃんとスタッドレスを履いているんだろうな・・・?
路面に雪が積もってしまう前に高速道路に乗りたいものです。高速に乗ってしまいさえすれば、「速度」以外でのスリップ等の誘発事由を少しでも取り除くことができますから!
なんてことを考えていると、天気はますます荒天に向かい・・・。
もう気分はXファイル!
車通り、人通りのない開けた場所はあっという間に雪化粧を終え始めています。
車道はかろうじて車が走っているので(それでも前を行く車ははるか前方にその姿を確認できるだけですし、後ろもまた同様ですが)、今の所雪が積もってしまう気配はありません。
しかし山肌は少しずつ霧に覆われ始めています。
そして枯れ木に花が咲き始めているではありませんか!これはまずいな〜。
それでも木曽路を通って辿り着いた塩尻ICはいわゆる街中にあるので、気持ち的に少し安心できます。そのあたりの状況を見た限りでは、たぶん高速道路も問題ないでしょう!
雪はまだ降り続けてはいますが、東に向かってお天気は少しずつ落ち着きを取り戻してきています。
粒のはっきりしていた雪も、だんだん水気を多く含むようになり・・・。
諏訪湖SAについた時には、お天気は完全に「雨」。もう雪の心配はなさそうです。
ここで手持ちの水筒にスタバでコーヒーを注いでもらい、引き続き後部座席でのんびりコーヒーを味わいながら東京に戻ることになりました。
日曜日の夕方に差し掛かっていたので、それなりの渋滞も覚悟したのですが、蓋を開けてみれば、渋滞なんて全くなく。
富士山を眺めることができない(中央道なのに! 笑)のを嘆きつついると、あっという間に東京都に入り、八王子を超え、国立を超え、府中を超え・・・そして気がつけば高井戸ICに到着。
もうここからは通い慣れた道ですが、ということはこの時間のこの辺りのおおよその渋滞具合は想像がつくわけで・・・(^_^;;
案の定、塩尻ICから高井戸ICまで駆け抜けてきたのに要した時間とほぼほぼ同じだけの時間をかけて、1/10程度の距離を駆け抜け・・・てはいませんね、のろのろと歩を進めての帰宅となったのでした。
職場に信濃出身の同僚がいるのですが、彼曰く「木曽にはいい人しかいない。幾度も木曽を訪れてきたが、未だかつて叱られたことがない」そうです。
確かに、僕も数回彼の地を訪れましたが、人々は全般的にのんびりしていて、気さくな人が多いように思いました。
都会の人間関係に疲れた皆さん、(僕には全く関係ありませんが)ゴールデンウィークを使って、木曽路を散策してみてはいかが?(笑)
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